記憶する力を高めるには
連日続く高校野球の試合をテレビで見ながら、
「トイレに行って、その後アイス食べたらブログ書こう。」
と思ってトイレに行って部屋に戻ってきた時にはアイスのことがすっかり抜け落ちてしまってるくらい、最近何かを覚えておくということが苦手になっちゃった(汗)
プライベートなら全然構わない(自分が被害を被るだけだから)のだけど、仕事においてもどうしても何かやらなきゃいけないことが抜けてしまったり、忘れてしまうこともたびたびあるので、ちょっとヤバイのである。
(もちろんメモを取るなりなんなりして、ミスは最小限にしてるけどね)
ここ数年そういう状態が続いてるような気がして(はっきり言えないのもまた、あまり覚えていないからなのだけど…)、ここ数日で記憶や脳に関する本を何冊か読んでみて、次の本に面白いことが書いてあった。
記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)
- 作者: 池谷裕二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/01/19
- メディア: 平装-新?
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しかし、歳をとっても記憶力がまったく変わらないのかというと、もちろん、そういうわけではありません。それは、記憶にはさまざまな種類があって、しかも、そのおのおのが人の成長と密接に関連しているからです。(中略)若いころは意味記憶(知識の記憶力)がよく発達していますが、最上階にあるエピソード記憶は、ある程度の年齢に達しないと完成されません。(中略)こうして考えると、記憶するときにはその年齢に見合った記憶の仕方があることがわかります。
脳も年齢によって得意な記憶と不得意な記憶がある。うん、これは体感的にも何となく理解できる。
ただ、これってどちらかというと勉強法の話だし、年齢と言っても中学生以降全般に通じそうな話だよな…と思っていたら、次のような記述もあった。
歳をとると、しばしばものごとに対する情熱が薄れてきます。ひとつのことに熱中できなくなります。感動もうすくなってきます。すると、記憶力はてきめんに低下します。じつは、歳をとって記憶力が落ちたように錯覚してしまう最大の原因はここにあるのです。
ものごとに対する情熱が薄れ、感動しなくなることで、記憶力の低下に繋がる。。。うーん、確かに何も心に残らなかったようなことが、頭のなかに残るとは思えないよね。
感動と言っても色々幅があるとは思うけど、最低限「関心」するレベルの印象が無いと、頭のなかには残らないのかもしれないね。そして、関心とは対象に対して自分がどれだけ他と比較して見ることができるか、という要素が大きいのかもしれない。
つまるところ、どれだけ好奇心をもって対象を見れるか、に尽きるのかも。